感謝の気持ちはたくさんあるのに、いざ贈り物を選ぼうとすると「何を選べば喜ばれるのだろう？」と悩む方も多いのではないでしょうか。 

特に男性への退職祝いは、趣味や生活スタイルによって好みが分かれやすく、「無難になりがち」という声もよく聞かれます。 

 この記事では、名入れギフト・写真印刷プレゼント専門店「ケイエスエスサービス」が、これまで数多くの記念品を手掛けてきた経験から、“男性が本当に喜ぶ退職祝い”と“贈るときのマナー”を分かりやすく解説します。 

贈る側の気持ちがきちんと伝わる、世界に一つだけのオンリーワンギフトを見つけてください。

 定年退職の場合は、数十年にわたり会社や部署を支えてきたことへの「ねぎらい」と「感謝」が中心になります。

長く続けてこられたこと自体が大きな功績ですから、「本当にお疲れさまでした」「第二の人生も健康で、楽しく」という温かいメッセージが似合います。

ご自宅で使える記念品や、ご夫婦で使える夫婦箸など、生活を少し豊かにしてくれる品が好まれやすい傾向です。 一方、中途退職や転職を伴う退職では、「新しいチャレンジを応援する」意味合いが前面に出てきます。

新天地でも使える実用的な名入れペンや名刺入れ、ビジネス小物などは、「これからも頑張ってください」という前向きなメッセージを自然に伝えられるアイテムです。 

同じ男性への退職祝いでも、「これまでをねぎらうのか」「これからを応援するのか」という視点を意識して選ぶと、相手の心により響く贈り物になります。

メッセージの書き方で「形式的」から「心に残る」へ

退職祝いのマナーの中でも、意外と差が出るのがメッセージカードです。 「長年お世話になりました。今後のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。」といった定型文だけでも失礼にはあたりませんが、それだけではどうしても少し形式的な印象になってしまいます。 そこでおすすめなのが、次の3つのポイントを取り入れる書き方です。

• 相手の良かったところを一つ具体的に書く
• 一緒に頑張ったエピソードや印象に残っている場面を書く
• これからに向けた一言（応援・健康・再会の約束など）を添える
  

たとえば、「忙しいときも冗談を交えながらチームを明るくしてくれた○○さんの存在に、何度も救われました。」といった具体的な表現が一文入るだけで、カードの温度が一気に上がります。

 名入れギフトとセットで渡すメッセージだからこそ、ほんの数行でも“あなたにだから伝えたい言葉”を意識すると、特別な一枚に仕上がります。

のし・表書き・包み方の基本マナーをおさえる

男性の退職祝いがフォーマルな場（送別会・社内セレモニーなど）で渡される場合、のしや表書きのマナーも気になるところです。 一般的に退職祝いは「お祝いごと」に当たるため、紅白の蝶結び（花結び）ののしを用いるのが無難です。 

 表書きは、

• 「御礼」
• 「御祝」
• 「御退職御祝」
  

などがよく使われます。特に定年退職の男性には「御退職御祝」が分かりやすく、フォーマルな印象になります。 贈り主名は「○○部一同」「営業課有志一同」など、相手にとって分かりやすい単位でまとめるとよいでしょう。 

 最近は、ラッピングと一体になったカジュアルなのし風デザインも増えています。 ケイエスエスサービスのように、ギフト用に体裁を整えてくれるショップを選べば、細かなマナーに不安がある方でも安心して任せられるのも大きなメリットです。

避けたいNGアイテムと、渡し方・タイミングの配慮

退職祝いにおいては、縁起やビジネス上の配慮から、避けたほうが良いとされるアイテムもあります。 

たとえば、「苦」「死」を連想させるような数字やモチーフ、あまりにも高級すぎるブランド品などは、相手との関係性によっては気を遣わせてしまうことがあります。また、「消えもの」でも構いませんが、すぐになくなってしまうお菓子だけだと、節目の記念としては少し物足りないと感じる男性もいます。 

 渡し方・タイミングも重要です。 最終出社日のバタバタしたタイミングで、忙しそうな相手を捕まえて突然渡すと、ゆっくりお礼を言う余裕もないまま終わってしまいかねません。できれば送別会やミーティング後など、みんなが顔を合わせられる場を用意し、簡単なひと言スピーチとともに手渡しするのがおすすめです。 

 また、相手が照れ屋な男性の場合は、「全員の前だと気まずそうだな」と感じたら、少人数でお渡ししたり、代表者が席に伺ってひと言を添えて渡したりするなど、性格や社風に合わせた配慮も大切なマナーです。

名入れや写真入りのギフトは、その想いを確かな形にして届ける手段。 

贈る側の心を映す“世界に一つだけの記念品”を、心を込めて選びましょう。